【実体験レビュー】ヤマハの電動アシスト自転車を使ってみた

電動アシスト自転車を実際に使ってみて感じたメリット・デメリットをレビューします!
買うか迷っている方の参考になればと思います。

はじめに車体の紹介から↓

メーカー:YAMAHA ヤマハ
モデル: PAS With  22年モデル
カラー:アクアシアン

YAMAHAから発売されている電動アシスト自転車の中でも一番スタンダードなモデル「PAS With」。
いわゆるママチャリです。数多くある車種の中でも平均的なスペックのモデルなので、他の車種を検討する際にも参考になるかと思います。

【外見】車体について

まずフレームや荷台など全体的に各パーツに厚みがあって一般的な自転車よりかなり重厚です。
作りがしっかりしていて安心感があります。

特にリアキャリアのパイプが太くて驚いた。

またフレームの足を跨ぐ部分が低くなっているため、乗り降りする際に「よいしょ」と足を上げる必要がなくストレスフリー。

カゴ容量も見た目以上に大きく買い物に便利♪

地味に大助かり「ハンドルストッパー」

さて手押しの状態から発進させようとハンドルを握ったところ、前輪の方から「パキパキパキッ」という何かが折れるような不穏な音が。。
この時点では「いきなりやってしまった。。」と凹む自分がいました。

しかし!

これが実は素晴らしい機能だとすぐに判明。
スタンドを下げた状態ではハンドルストッパーが掛かり、前輪がフラフラしない仕様になっていたのです。
ストッパーはスタンドを足で押し上げると自動的に解除されます。これは助かる!

よくありますよね、スーパーなどで買い物袋を前のカゴに載せたら重さで横の方に傾いてしまって、最悪の場合は倒れてしまったり。
このハンドルロック機能があるおかげて重たい買い物バッグをカゴに載せる時にも車体がピタッと安定していて全くバランスが崩れません

ハンドルストッパー

このハンドルストッパーは地味だけど、とても助かる機能だなと感じました。

アシスト力

口コミを見ていると、ヤマハの電動アシストは他社と比べてアシストのかかり方が自然だとよく言われます。
実際にそれを特に感じたのは「漕ぎ出し」でした。

一言でお伝えするなら「ペダルを踏み込んだ時にアシストが効く

いや当たり前じゃん、、、
というツッコミが聞こえてきそうですが、実際のところアシストの掛かり方はメーカーごとに調整が施されていてキャラクターがあるのです。

例えばPanasonic製は比較的アシスト力が強く、ペダルを踏み込むと一気にグゥーっと引っ張られる感覚があり慣れるまでちょっと怖かったり。

その点、ヤマハのアシストはバランスが取れていてスムーズに感じます

ペダルを踏み込む足の動きにばっちり反応してアシストが掛かるし、いきなりスピードが出すぎて危ない感じもありません。
YAMAHAのPASシリーズには3つのセンサーが搭載されており、ペダルを踏み込む力やスピードに見合ったアシスト力を出力するので、なめらかで自然なアシストが実現されているとのこと(参考:https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/faq/answer/cn/01/qn/post_13/)。

さすが電動アシスト自転車を最初に世に送り出した会社だけあって、積み重ねた技術力が詰まっていますね。

坂道を登ってみる

さて、電動アシスト自転車が本領を発揮する「坂道」にチャレンジ!
近所のできるだけ急な坂を、ということで神奈川県川崎市にある急坂を登りました。

目指すはあじさいで有名な妙心寺。
下の道からおよそ400mほど登った小高い山の上にあるお寺へと向かいます。

↓距離と高低差をグラフにするとこんな感じ

途中で35mほどの高低差を一気に登る急坂があり、これはビルの11~12階に相当する高低差です。

坂を下から見上げるとこんな感じ↓
都市部の住宅が並ぶエリアとしてはかなり急勾配な坂ではないでしょうか。

坂の途中から見下ろした写真↓

アシストがあるとはいえ、さすがに踏ん張る覚悟で登り始めます。
しかしいざ坂を登りはじめると、思わず「おぉ〜」と声が漏れるほどスイスイと登っていけました

「といっても平地と比べるとしんどいでしょ?」と思われるかもしれませんが、
本当に平地を走っているのとあまり変わらない感覚でペダルを漕いで上まで登っていけました。

もちろん電動”アシスト”自転車なのである程度の負荷は掛かりますが、ヤマハ自転車の魅力の一つは坂道での強力なアシストです。

イメージとしては「電動アシストが急勾配を無効化してくれる」といった感じ(伝わるかな〜)。
特に坂が多い地域に住んでいる人は、電動アシスト自転車があればかなり生活が楽になるなと感じました。

気になった点

個人的には、急な坂道を上るよりも長い距離を漕ぎ続ける方が疲れました。

理由としては、車体が重いからです。
普通のママチャリの重量がおよそ20Kgであるのに対し、電動アシスト自転車のママチャリはおよそ26Kg前後あります。これはYAMAHAに限らず。

目的地までの距離が長いとどうしても早く着こうと頑張って漕いでしまい、車体が重いだけに疲れやすいんですね。
あくまで電動”アシスト”であって自動的に進むわけではないので、どうしても5-10km以上など長い距離を走るには向いてないと思います。

もし日常的に乗り回したり、サイクリングを楽しみたいのであれば、より走行性が高く車体も軽いスポーツタイプの電動アシスト自転車(E-bike)の方がおすすめです。

まとめ

特に次のような方は、電動アシスト自転車があると生活が大きく楽になると思いました。

・お子さんや重い荷物を載せる人
・坂が多い場所に住んでいる人
・駅から徒歩10分以上の場所に住んでいる人

また「電動アシストが付いていれば安いやつでもなんでもOK」では痛い目にあうかもしれません。
近所への買い物がメインなのか、通勤なのか、週末サイクリングなのか。自分の目的に合わせた車種選びも重要です。

また車種選びの際にはタイヤ径、重量、バッテリー容量は要チェック。もちろんデザインも。

ぜひ自分の用途にあった一台を探してみてください!

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PS. 帰り道の夕日がとてもキレイでした。

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