電動自転車を分割払いで買う方法を紹介!どの方法で買うとお得かも説明
【更新日】2024年11月28日
電動アシスト自転車の価格はどんどん値上がりを続けていて、いまや10万円以上は当たり前。
これからは一括ではなく分割で買う選択も普通になってくると思います。
そこでこの記事では、電動アシスト自転車を分割で買う方法とそれぞれのメリット・デメリットを紹介。
またどの方法であっても分割の場合は分割手数料がかかるので一度に買うより高くなってしまいますが、その中でも「結局どの方法が一番お得なの?」という気になるポイントまで説明します。
この記事のポイント
- 分割払いにはどういう種類がある? それぞれのメリット・デメリットは?
- 審査はある?
- 分割払いだと毎月どれくらいの支払いになる?
- 結局どの方法が安い?
- 中古を買うのと新品を分割で買うのとどっちがおすすめ?
分割払いの種類3つの紹介
①クレジットカードの分割払い
自転車を購入するときにカードを使い、一括払いではなく分割払いを選択する方法です。
分割回数は自分で選べます(ほとんどのカード会社で3~36分割)。
店頭で買ってもネットで買っても同じです。
たとえば12回分割払いを選択した場合は「購入代金+分割手数料」を12で割った金額が毎月カードで引き落としされます。
楽天カードで17万円の自転車を12回分割払いで買った場合の金額シミュレーションは次の通りでした。
商品金額 | 170,000円 |
分割手数料(実質年率 15%) | 13,872円 |
支払い総額 | 183,872円 |
毎月の分割支払い金 | 15,322円 (初月のみ 15,330円) |
(出典:Rakuten Card 分割払い返済シミュレーション )
毎月15,322円の支払いという感じです。これなら生活費を節約すれば毎月払っていけそうですね。
この分割手数料はカード会社により異なり、お持ちのカードの会社名を確認して「〇〇カード 分割払い」と検索すれば調べられます。ただ、どのカード会社もだいたい同じくらいです。
楽天カードの分割払い返済シミュレーションは、金額と分割回数を入れるだけですぐに表示されて分かりやすいので、検討されている方はぜひこちらで一度調べてみるとよいと思います。
【使えるお店】
分割払いに対応している店舗であればどこでも
サイクルベースあさひ、cyma、ヨドバシカメラ、イオンバイクなど主な自転車販売店はどこも対応しています。
【メリット】
①審査が不要
いつも使っているカードであれば、審査が不要です。
②分割手数料が優遇されるカードもある。
例えばヨドバシカメラが発行している「ヨドバシゴールドカード」を使ってヨドバシカメラで購入した場合など。
https://www.goldpoint.co.jp/card/installment.html
ヨドバシゴールドカードを使用して先ほどと同じ12回分割払いを行った場合のシミュレーション。
商品金額 | 170,000円 |
分割手数料(実質年率 15%) | 10,200円 |
支払い総額 | 180,200円 |
毎月の分割支払い金 | 15,016円 |
先ほどの楽天カードが毎月7,754円でしたので、毎月の支払いが約300円くらい安くできる感じです。
ただ、新規でカード発行する場合は審査が必要ですので注意。
【デメリット】
①クレジットカードを持っていないと使えない
当然ではありますが、クレジットカードを持っていないと利用できません。
②利用限度額を超えていると使えない
買う月の利用限度額がオーバーしていると利用できません。
※注意したいのは、分割回数に関わらず全額分が購入した月の利用枠に当てられることです。
例えば15万円の自転車で24回分割する場合でも、15万円÷24で6,250円ではなく、15万円全額がその月の利用枠に当てられます。そのため15万円分の利用限度額に余裕がないと買えません。
②ショッピングローン
簡単に言うと、自転車を買うときに「ローン会社からお金を借りて分割で返していく」という方法です。
借りる際に選んだ分割回数の期間、毎月口座から引き落とされます。
買ったあとに毎月払っていくという点はクレジットカードの分割払いと違いはありません。
違うのは買うときで、基本的にはお店側がローンの選択肢を用意している場合のみ利用可能です。
【自転車向けローンの例】
1. ビックカメラ.com |ショッピングローン 分割払い
ビックカメラ.comが用意しているショッピングローン。ポイントはなんといっても最大36回払いまで分割払手数料が無料。
つまり金額を単純に分割回数で割った金額で支払いしていけばいいということ。これはお得ですね。
先ほどと同じく、17万円の自転車を12回分割で買った場合で計算してみると次の通り。
商品金額 | 170,000円 |
分割手数料 | 0円 |
支払い総額 | 170,000円 |
毎月の分割支払い金 | 14,166円 |
手数料がかからない分、クレジットカードの分割払いと比べて毎月1000円くらい安く済みますね。
なぜ分割手数料が無料かというと、お客さんに買ってもらいたいためにお店側が分割手数料を負担してくれるためです。
2.イオン銀行自転車ローン
イオン銀行の電動アシスト自転車用のローンは「自転車購入用のお金をイオン銀行から借りる」という方法。なのでどこのお店でも使えます。
ただし分割手数料がかかります。手数料年3.8%~年8.8%で、審査の結果により人によって変わります。
最大金利の年8.8%として、17万円の自転車を12回分割の場合を計算してみます。
商品金額 | 170,000円 |
分割手数料 | 8,200円 |
支払い総額 | 178,200円 |
毎月の分割支払い金 | 14,850円 |
クレジットカードの分割払いに近いです。
もし審査の結果、金利を低く借りることができればもっと安くすみます。
【メリット】
①クレジットカードを持っていなくても利用できる
カードを持っていなかったり、使えない状態であっても利用できます。
②金利が比較的低い
お店によっては金利が無料であったりとクレジットカード分割払いと比べて安く済むこともあります。
【デメリット】
審査が必要
利用にあたっては毎回審査が必要です。たとえば過去にカードで利用停止を食らった履歴があったりすると、審査が降りず利用できない可能性があります。
③電動アシスト自転車のサブスク
NetflixやAmazonPrimeなどと同じように、毎月払いで自転車を使う方法です。
正確にいうと買うわけではないので分割払いではないのですが、結果的に分割払いと同じように利用できるサービスがあります。
【使えるお店の例】
チャリル
サイクループ、イーチャリティなど。
【メリット】
使わなくなったら解約できる。
もし途中で要らなくなったら返却できますので、買うより安く済ませることも可能です。
またチャリルなら24ヶ月目で支払いが終わり、あとは自分のものになる「もらえるプラン」あります。いざ使ってみると手放せなくなるケースは電動アシスト自転車あるあるですが、最終的に自分のものになるなら安心ですね。
たとえば、カウリルで17万円相当の自転車(YAMAHA PAS Babby un SP)を12ヶ月利用して返却した場合のシミュレーションです。車種によって金額は異なります。詳しくはこちら
月額 | 9,800円 |
分割手数料 (月額に含まれる) | 0円 |
支払い総額 | 117,600円 |
【デメリット】
新車でない場合がある。
サービスによっては新車か中古車が選べません。ただ、上で紹介したチャリルであれば新車が選べます
【まとめ】結局どれがお得?
これまで紹介したサービスの比較をまとめてみましょう。
17万円相当の自転車を12回分割で購入する場合の、クレジットカード分割払いとショッピングローンの比較です。
種類 | 月額 | 総額 |
クレジットカード分割払い (楽天カードシミュレーション) | 15,322円 | 183,872円 |
ショッピングローン (ビックカメラ.com) | 14,166円 | 170,000円 |
手数料がかからないビックカメラ.comでのショッピングローンがお得という結果になりました。
また、使用しなくなったあとの返却も考慮に入れるのであればチャリルのサブスクもコスパが良いです。
種類 | 月額 | 総額 |
サブスク (チャリル) | 9,800円 | 117,600円 ※12ヶ月で返却する場合 |
中古と新品の分割購入、どっちがよい?
長い目でみると新品をおすすめします。
たとえばフリマアプリなどで購入した中古車は状態がまちまちです。たとえばバッテリーが消耗してしまっていた場合、交換すると3~4万円ほどします。また他のパーツが消耗している関係で何年も乗れない可能性もあります。
ママチャリはもちろん、子ども乗せタイプも子どもが育ったらチャイルドシートを外せば買い物やお出かけに使えますし、電動アシスト自転車は長く使えるものだからこそ新品を買った方が良いと思います。
もし中古で買うなら実績ある信頼できるお店で、さらに高年式であることがよいです。
「とりあえず使えればそれでいい」ではなく、何年かあとに後悔しないかも考えると良い買い物ができるのではないかなと思います。